硬式野球部マネージャーの窪島です!
先週から始まったブログ連載ですが、今週は、5月6日(土)に行われた工学院大学戦を振り返っていきます?
実は、都立大硬式野球部が工学院との試合で最後に勝ったのは、2年前の秋季リーグまで遡ります。4月に行われた第一戦でも、7対6で敗れてしまいました。今、我々が最も苦戦しているチームと言ってよいでしょう。
さて、第二戦はどういった試合になったのでしょうか...
試合前にベンチ前に並ぶ選手たち
都立大の先発投手は先週と同じく小平(法・3年)。流れを渡さないためにも重要な初回でしたが、ヒットで出塁した相手の2番打者に二盗、三盗を許し、3番打者に死球を与えて1死一、三塁のピンチを招いてしまいます。そして4番打者にレフト前へ先制のタイムリーヒットを浴び、1点を先制されました。
一方、都立大打線は、相手の先発投手の前になかなかチャンスを作ることが出来ず、3回まで得点を奪えません。
しかし、4回表に先頭打者の田中(環境応用化学・2年)が四球を選び出塁。その後、2アウトを取られながらも、盗塁とワイルドピッチで三塁まで走者を進めました。
このチャンスに応えたのが5番の北村(法・3年)。2球目をセンター前に運び、同点に追いつきました!
1点を取り返し、ベンチも盛り上がりましたが、その裏にまたもピンチが襲います。
先頭打者にヒットを打たれ、続く打者に四球を与えてしまい、無死一、二塁とされてしまいます。次の8番打者はスリーバント失敗に打ち取りましたが、9番打者にはバントを決められ、2死二、三塁で1番打者を迎えました。
絶対に点を与えたくない大事な局面、放たれた打球はセンターの昼間(生命化学・3年)とライトの北村の間にふらふらっと揚がり、何とか抑えた...と思いました。
しかし、センターとライトがどちらも最後まで打球を捕ろうと動いてしまい、中途半端な体勢で捕ろうとした北村のグラブから、ボールは地に落ちてしまいました。このプレーで二人の走者が生還し、続く2番打者にもタイムリーヒットを打たれ、スコアは1対4と再び追いかける形になりました。
重たい空気の中、迎えた5回表。2アウトから9番昼間が死球で出塁し、1番小林(経済経営・2年)が低めのボールをレフト前に落としてチャンスを作ります。2番田中も死球で繋ぎ、2死満塁のチャンスで打席に立ったのは、3番中村(理学療法・3年)。
3球目をレフト前に弾き返し、3対4と1点差に詰め寄りました!
嫌な形で点を与えた直後の回であったため、ここでの2点は数字以上の意味があったかもしれません。
本塁に生還した小林幸永(経済経営・2年)
両チーム6回から投手を代え、都立大のマウンドには先週の試合同様、小杉(都市基盤環境・2年)が上がりました。
しかし、こちらも前回と同じように先頭打者に四球を与え、送りバントやヒットで1死一、三塁のピンチを招きます。迎えた3番打者をセカンドゴロに抑えましたが、その間に1点を失って点差を2点に広げられてしまいました。
直後の7回表の攻撃、相手投手のボールを見極め、1、2番が四球で連続出塁に成功。1死一、三塁で迎えた4番髙野(電子情報・3年)の打席の3球目に一塁走者の田中が二盗を決め、その間に三塁走者の小林が本塁を狙い1点をもぎ取りました!
その後、2死一、三塁のチャンスをつくり、6番の吉川(放射線・2年)がレフト前へ打ち返して、5対5と再び同点に追いつきました!
さらに、2死満塁とし、ここで逆転といきたいところでしたが、8番赤沼(化学・3年)の打球をセカンドが飛びつき好捕。同点止まりでこの回を終えます。
その裏の工学院の攻撃、先頭の5番打者にライト前ヒットを許し、盗塁も決められ無死二塁とされます。続く6番打者の当たりはショートへのゴロ。三塁へ走者が走るのを見て、ショート田中は三塁へ送球しましたが、これがセーフになってしまいます。悪循環の中、7番打者にスクイズを決められ、すぐさま勝ち越されました。その上、8番打者のバントを小杉が一塁へ悪送球してしまい、もう1点を取られて、スコアは7対5となりました。
そして、試合は遂に9回を迎えます。
緊張の中、先頭打者の3番中村が3球目をレフト前に運びます。続く髙野は2球目をなんとかライト前に落とし、無死一、三塁としました。そして、5番北村の打球をサードが捕球できず、1点を返して、6対7と1点差に迫りました。
さらに、1死二、三塁のチャンスでベンチが湧く中、打席に立ったのは助川(数理科学・4年)。全員が固唾を呑んで見守りました。
初球を見て1ストライク。続く2球目、三塁走者が走り出し、助川はバントの構え。都立大ベンチはスクイズでの1点を選びました。しかし、相手バッテリーはこれを読んでおり、ウエスト。飛びついた助川のバットに球は当たらず、スクイズ失敗で2死三塁となってしまいます。
最後はセカンドゴロで試合終了。前回の試合と同じ6対7というスコアで敗れました。
二度同点に追いつきながらも、直後に失点を許してしまったことで、なかなか流れに乗り切れないという悔しい試合でした。その背景には、先頭打者を何度も出塁させてしまっていることや、出塁した走者に簡単に盗塁を決められてしまっていることがあるでしょう。(この試合、相手に6つの盗塁を許してしまいました)
スコアだけを見れば「惜しい試合」だと言えるかもしれませんが、内容としては、「まぁ勝てないよなぁ...」と自分は感じてしまいました。
この春の工学院へのリベンジは叶わず、秋へ持ち越しとなってしまいました。実力差が結果に出ていると言えばそれまでですが、2年前の優勝したチームを知っている自分としては、とても悔しいです。次回戦うときには、必ず勝てるチームになっていたいと思っています。
以上、試合の振り返り(並びに感想)でした! 次回は5月13日(土)に開催予定の杏林大学戦についての振り返り&簡単なチーム紹介をしようと思います!
また、試合後に選手の保護者の方から差し入れをいただきました! 遠方までお越しいただき、本当にありがとうございます? 応援してくださる保護者の方や、OB・OGの皆さんのためにも、これから勝っていけるようにしたいですね?
あと、このブログのタイトルも募集中です! (春リーグが終わるまでには決めたいのですが、なかなかタイトルが浮かびません...)
タイトルについて何か良い案をお持ちの方は、都立大硬式野球部のSNSもしくは自分までご連絡いただければ幸いです。お待ちしています!
それではまた来週~
執筆者
東京都立大学硬式野球部
マネージャー兼主務 窪島一真(人文社会学部人間社会学科・3年)