こんにちは。
東京都立大学システムデザイン学部機械システム工学科4年の川頭南風です。
初めに、日頃より弊部を応援してくださるOB・OG、大学・連盟関係者の方々、保護者の皆様にこの場を借りて感謝を申し上げます。
皆様のご協力があって、私たちは不自由なく部活動に励むことができております。
今後ともよろしくお願いいたします。
ここでは、僕の16年間の野球人生について振り返ってみようと思います。
私が本格的に野球を始めたのが小学1年生のときで、兄がやっているのを見て自分もいつの間にか始めていました。小学生のときは野球を好きでやっているというより、コーチや監督、親に怒られるの怖くておびえながらやっていた記憶があります。そんな中でも少しずつ上達していくのが嬉しくて、楽しくて、野球を続けていました。この頃からよく怪我をしては、両親に病院に連れて行ってもらっていました。ほんと感謝してもしきれません。
中学、高校と硬式野球の世界に入ってより野球にのめりこんでいきました。このころは小学生のころとは違って自分の思うがままに野球をすることができて、ようやく野球が好きになっていきました。体の成長とともにできることも増えて、どんどん野球が好きになりました。
さて、大学で野球部に入ろうと思ったのは、高校のコロナ禍で行われた最後の大会でコールド負けをしたときに、とても心に残るものがあり、最後までやり切って野球人生を終えたいと思ったからです。3年生で野球にあまり身が入らず、コロナの影響で練習などもあまりすることが出来ないまま全てを出し切って試合を終えることなどできる訳もなくあっけなく高校野球は終わりました。最後の試合の後、このまま野球人生を終えたくないと両親に伝えて大学で野球を続けさせて貰うことが出来ました。
大学に入ってからは、いろんな経験をさせてもらいました。
1年生では、なかなかレギュラーで試合に出ることができず、これまでいた自分の野球環境のレベルの低さと自分の未熟さを痛感させられました。特に、1年秋で初めてリーグ戦で先発で出た工学院大学との試合では、バッティングは併殺打にバントミス、守備でもボールを止めるのがやっとで、試合についていけてなかったのを今でも覚えています。2年では何とか試合に出たいと思って、冬の練習では練習後もグラウンドに残って、誰よりも練習した記憶があります。食事や筋トレにも気を遣い、体重もどんどん増えました。
そして迎えた2年春リーグ戦。レギュラーで試合に出れるようになって楽しくなり始めた途端、杏林大との試合中に牽制で逆をつかれて戻ったときに右肩を脱臼してしまいました。このミスを一生後悔するとはそのときは思ってもいませんでした。その後はボールを思うように投げれる状態ではなくなってしまい、僕の一番の武器の肩を失うことになりました。自分は守備に一番自信をあったため、この先武器を失った自分が試合に出てる姿が想像できず、しばらくはとても落ち込みました。でも、まだ奇跡的に打撃をすることができたため、最後までやり切ると決めた自分の信念を曲げないためにも手術をして、バッターとしてまた試合に出られるように練習に励みました。バッティングはとても苦手だったので、時間の限り研究して、向き合い続けて試行錯誤を重ねました。
その甲斐あって3年からはDHとして何とか試合に出させてもらえるようになりました。チャンスでヒットを打てたり、ホームランを打てるようになったりと練習の成果も出てまた野球が楽しくなりました。とは言うものの打ててないときの方が多くてチームのみんなに迷惑かけて申し訳なくなるときの方が多く、今も悩むことは多いです。
みんなの期待に添うバッティングをできてるとは思っていませんが、自分の思うがままに練習させてくれて、とても楽しく野球をやらせてもらえてるなとチームのみんなにはとても感謝しています。最後に自分のバットで少しでもチームに貢献出来たらと思って最後まで戦い続けます。リーグ戦優勝目指して頑張りましょう!
ここからは、今までお世話になった人に感謝を伝えたいと思います。
先輩方へ
怪我ばっかりして迷惑かけてすみませんでした。せっかくミスなどをしても我慢して試合で使っていただいたのに恩を仇で返す形になってしまったのが心残りです。怪我したときも気にかけて下さったり、練習中にも色んなアドバイスをして下さったおかけでより充実した野球生活を送ることが出来ています。先輩のようになれるよう頑張っていますが、まだまだなれそうにありません。ほんと感謝してもしきれません。
同期へ
自分含めて変わり者ばっかだったけど、みんなが同期で良かったと思ってます。自分への扱いは雑すぎると常日頃思ってるけど、なんだかんだ最高の仲間です。これからも仲良くしてください。
後輩へ
コミュニケーションを取るのがほんと下手で意味のわからない先輩だったことは自覚しています。そんな自分を受け入れてくれる後輩には頭が上がりません。自分たちの代とは違い、みんな真面目で頑張り屋の人が多いのを見ると、羨ましく思うこともあります。その姿勢を忘れないで今後も部活動に励んで欲しいと思います。
マネージャーへ
いつも選手みんなを支えてくれてありがとうございます。練習のサポートから会計管理、試合運営、その他色々やることが多く選手の立場の自分達はほんと頭が上がりません。もっと感謝を伝えるべきはずなのに全然伝えられていないと痛感させられることが多々あったのでここで伝えさせてもらいます。本当にありがとうございました。これからも都立大野球部をよろしくお願いします。
両親へ
長い間自分のわがままに付き合ってくれて本当にありがとうございました。私にグローブを選ばせず勝手にグローブを買ってきたり、軟式用バットなのになぜか硬球を打ってバットをボコボコにされたりと色んなことがありましたね。私の人とズレている部分は親譲りなのかなと最近は考えています。こんな長い間野球をするとは思っていませんでしたが、野球をしたおかけで他人には体験できない経験を沢山することが出来ました。改めて感謝を伝えさせてください。
私の野球人生についてざっと振り返りましたが、ほんと周りの人に支えられた野球人生だったなと改めて思いました。その恩を忘れず今後の人生を歩んで行こうと思います。
そして、今は自分達の代の最後のリーグ戦を戦っています。私自身もチームに少しでも貢献できるよう必死で打席に立ってます。結果が出るように残りの練習、試合やれることをやっていきます。決して楽な道のりではありませんが、優勝目指してみんなで頑張っていきましょう!
長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。
次は、最近練習に来なさすぎて引退と勘違いされている吉川君です。野球部4年生の中で一番まともな彼は何を語ってくれるのでしょうか。
お楽しみに!