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2025

2025ブログリレー

こんにちは。

人文社会学部人間社会学科4年の松尾友巳です。

 

 

はじめに、日頃から都立大硬式野球部を応援し、支えてくださっているOB・OG、大学関係者の方々、そして保護者の方々にこの場を借りて感謝申し上げます。学生主体で活動している私たちが恵まれた環境で部活動を続けていられるのは、たくさんの方の支えがあるおかげです。今後ともよろしくお願いいたします。

 

 

 

毎回楽しく読んでいたブログリレーもついに自分の番が来てしまいました。最後まで読んで頂けると幸いです。

 

 

 

小学校1年生のときに地元のクラブチームに入り野球を始め、そこから大学4年生になるまで野球を続けた私の野球人生を振り返ってみると、楽しい思い出ばかりでとても幸せだったと心から思います。

 

 

小学校で入ったクラブチームは暖かい雰囲気のチームで、楽しく野球ができました。信じられないかもしれませんが、その時はキャプテンをやっていましたし、主力としてけっこう打てていたと思います。

 

 

地元の公立中学校に進学し軟式野球部に入り、ほとんど小学校と同じ仲間と野球をしました。顧問の先生は厳しいときもありましたが、仲間に恵まれて楽しかったです。しかし、この辺りから技術的な部分に陰りが見えはじめ、部員から「エラー王」なんて呼ばれるようになっていました。

 

余談ですが、この時期に繰り返し読んだ「マネー・ボール」という本が私の采配や野球観に大いに影響しています。とても面白いのでぜひ読んでください。

 

 

高校はさらに技術的な限界を感じるようになりましたが、持ち前の謎に強気(というか楽観的)なメンタルが良かったのか、実力以上のものが出せたと思います。顧問の先生方の指導は今でも心に残っていますし、チームとしても夏大会で何年振りかの勝利を挙げることができました。この時期が一番真剣に、気合を入れて野球をやっていた時期だと思います。

 

 

このようにそこまで辛い経験をすることもなかった私は、悩むことなく都立大の硬式野球部に入部しました。入部当初は審判さんにキレる先輩やエゴイストすぎる同期を見てかなり衝撃を受けましたが割とすぐに慣れ、今では真剣に楽しく野球ができるとても良い環境だと思っています。

 

 

大学野球部での毎日は楽しかったですが、楽しい分、自分がなんとか結果を出せていた理由ともいえる必死さは無くなり、結果が出せないままに幹部代となりました。私たちの代は野球の実力者は多いものの変人だらけだったため、学生監督を任され今に至ります。

 

 

 

ここからは、監督としてこのブログを書きたいと思います。本当は「名将が語る監督の極意」みたいなものを書きたかったのですが、振り返ってみると反省すべきことばかりでとても偉そうにはできないので、1年間の経験を通して、監督として大事だと思うことについて書いていきます。

 

 

学生監督を1年間務めて最も大変だったことは「常に決断が求められる」ことです。当たり前といえば当たり前のことですが、「決断力」がとても大切な立場だと思います。

 

 

私が決断する上でいつも考えていたのは「全員にとって良い選択となるのか」ということです。ですが、全員の利益を考えることは現実的には難しく、それによって結果的に決断から逃げてしまっていたと後悔することもありました。やはり全員を平等に尊重することは勝負の世界では難しいと、去年の秋リーグで痛感しました。

 

 

結局は、何かを諦めることが決断することなのかもしれません。毎週悩んで悩んで寝られないくらい考えて決断することが、私が私の決断を納得できる唯一の方法なのでしょう。そして、これはもっとやるべきだったと反省する部分でもありますが、みんなとコミュニケーションをとることも大事です。せっかく学生監督は選手と同等の立場に立つことができるので、どんなことも話して、すれ違いをなくすべきだと思います。

 

 

どうしても失敗はしてしまうでしょう。ですが、みんなのために必死で考え抜き、なぜそう決めたのかしっかりとみんなに伝えることが、その決断を納得できるものにすると思います。完璧にできれば最高ですがそうはいかないので、自分自身とみんなに納得してもらう決断や説明をすることが、学生監督としてチームをいい方向に持っていくためにすべきことだと考えます。

 

 

加えて、私が常に考えていたのは「みんなをうまく頼ること」です。性格的にも、野球の技術的にも、全てを自分だけでやろうとすると限界が来ると思っていたので、キャプテンの小林や主務の川頭、そして市岡さんを中心に私ができないことはみんなに助けてもらうという意識を持ってやっていました。うまく頼ることは意外と難しいことですが、役割の割り振りと管理を的確に行って、部員全員でうまく補完し合うような関係を作れるように考えていました。

 

 

 

学生監督は大変でしたが、その分みんなが活躍してリーグの強いチームに勝つ時はとても嬉しかったです。普通に野球を続けていてもなれないような珍しい立場になり、とても貴重な経験をすることができました。

 

 

 

最後に、お世話になった方々へのメッセージです。

 

 

 マネージャーさん

いつも選手のために仕事をしてくれてありがとうございます。とても感謝しています。ここ一年はマシンの球入ればかりで大変だったと思いますが、マネージャーさんがいたことで活動が円滑に進められました。本当にありがとうございました。

 

 

先輩方

頻繁にめちゃくちゃなプレーをする僕が楽しく野球をやれたのは、優しい先輩方がいてくれたおかげです。ありがとうございます。去年の秋に残ってくれた3人の先輩方には、特に感謝したいです。

そして、監督のサポートをしてくださった市岡さんにもとても感謝しています。監督として分からないことだらけの私がなんとかやっていけたのは、市岡さんのアドバイスがあってこそだと強く感じています。これからも辛口コメントよろしくお願いします。

 

 

後輩たち

みんなの協力があったから、私は監督として頑張ることができたと思います。面白くていいやつばかりだし、みんな野球もうまくなっていると感じます。ここからが楽しい時期だと思うので、仲間を大切にして頑張ってください。新人戦優勝しましょう。

 

 

同期

個性が強くて出会った時は切実にうまくやっていけるか不安でしたが、今では大事な大事な友達です。これからはしょうもないことで怒らないようにするので、すっと仲良くしてください。

 

 

両親

いつもありがとう。面と向かって言うのは恥ずかしいですが、とても感謝しています。母はお弁当作りや朝の目覚ましなど沢山のサポートをしてくれました。父は私に野球を教えてくれて、昔は練習に付き合ってくれました。また3人で神宮行こう。

 

 

 

最後に、たいして野球が上手いわけでもない私が、ここまで楽しく野球をやれたのはこれまで関わってきたみんなのおかげだと本気で思っています。ありがとうございます。大学では学生監督もできて、自分自身の野球人生にとても満足しています。リーグ戦もあと残すところ1試合、勝って残留を決めて、秋こそは優勝したいです。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

 

ブログリレーのラストを飾るのは、我らがキャプテンの小林くんです。一ヶ月前にはブログを書き終えているそうなので、超大作に期待しましょう。


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