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2024

2024 ブログリレー4

ブログリレー4人目は小平浩太郎さんです!



こんにちは。

 

法学部法学科4年生の小平浩太郎です。

 

はじめに、日頃から都立大硬式野球部を支えて下さっているOB・OG、大学や連盟関係者の方々、保護者の方々に感謝申し上げます。

 

 

16年間にわたる野球人生ということで募る思いもあり、少々長くなってしまいましたが読んでいただけると幸いです。

 

小学校1年生のときに始めた野球ですが、学生野球も残り1年を切ってしまいました。

 

「16年」と聞くと長いように感じますが、振り返ればあっという間でした。

 

それぞれのステージでたくさんの仲間に恵まれ、幸せな野球人生だったと感じます。

 

特に大学の4年間は周りの方々の支えもあり、これまで以上に野球にのめり込み、これ以上なく充実した時間を過ごすことができました。

 

 

 

 

せっかくの機会なので、今までの大学野球を振り返りつつ、色々な方々に感謝を記せたらなと思います。

 

 

 

 

遡ること4年前、私の高校野球は呆気なく終わってしまいました。新型コロナウイルスの影響でなかなか練習も満足にできず、やっとのことで全体練習が再開されたのは大会の2週間前。当然そのような状態で満足に実力が発揮できるはずもなく、私立の高校相手に5回コールド負け。神宮球場のバックスクリーンは「試合時間1時間10分」という文字。そんな試合で悔いなく野球を引退することができるはずもなく、大学でも野球を続けることを決意しました。

 

 

 

入部してからすぐは、所謂ビギナーズラックというものでしょうか。1年秋の優勝したシーズンでも3試合に登板し、少しでもリーグ優勝に貢献することができたと思うと非常に嬉しかったのを覚えています。

このまま続けていればいつかは優勝の瞬間、マウンドの中心で仲間と喜びを分かち合える瞬間が来るのでは、と淡い期待をもってその後の日々を過ごしていました。

 

 

しかし、大学野球は自分にとってそんな甘い世界ではありませんでした。

 

 

2年前の工学院大学戦、大学野球のレベルの高さを痛感しました。

多少の緊張と胸の高まりを感じながら挑んだリーグ戦初先発のマウンドでは、先頭打者にいきなり2塁打を放たれ、その後も連打が止まることなく初回から3失点。今の自分では全く通用しないことを感じました。

良くも悪くも大学野球で最も印象的な試合です。

 

 

 

 

この試合以降も色々なことがありました。嬉しかったこと、楽しかったこと。

 

その反面苦しかったこと、悔しかったこと。

 

 

 

 

「野球は3割打てたら良い、投手有利のスポーツ」

そんな前提を覆すほど打ち込まれたときもありました。

 

個人的には、マウンドに立っている時に投手有利だなと感じたことはありません。

毎日必死です。

 

 

 

 

 

特に大学3年生の1年間は本当に苦しい日々が続きました。2学年先輩の絶対的エースが引退し、主力としての自覚と責任をもって臨んだシーズンでしたが、なかなか結果を出すことができずチームも最下位争い。

春リーグにはかろうじて2勝を挙げることができましたが、秋は自分のフォームさえも見失い、制球難の日々。今までの野球人生のうち最大の挫折を味わいました。

 

多くの試合で活躍することができた2年秋とのギャップもあり、全く活躍することができない日々は当時の私の自信を消失させ、仲間を応援することしかできない無力感に苛まれながらベンチで試合を観ていました。

 

 

 

 

 

そのような苦しいシーズンも経験しつつも、乗り越え、現在もリーグ戦を戦っています。

正直、4年生となった今でもリーグ戦のマウンドは緊張します。

きっとこの先も緊張すると思います。

マウンドに上がったら、たくさん声をかけてあげて下さい。

 

 

 

 

 

泣いても笑っても残り2シーズンで私の大学野球は終わります。

たくさんの人に支えられここまでやり切ることができました。

最後の1年、野球人生の集大成といえるようなピッチングをします。

 

 

 

 

 

ここからは今までお世話になった方々への感謝を綴りたいと思います。

 

 

先輩方へ

たくさんの先輩方に支えられ、野球をすることができました。

試合前で緊張しているとき、打ち込まれて落ち込んでいるとき、何かと気にかけて声をかけていただき本当に嬉しかったです。幹部代としてどうあるべきか、先輩としてどう振る舞うべきか、など迷った際に立ち返るのは先輩方の姿でした。色々な先輩がいて、一緒に野球ができ楽しかったです。また飲みにいきましょう。

 

 

 

同期へ

個性的なヤツばかりで、まとまりはなかったけど一緒にいて楽しかったです。

なんだかんだ飾らず、ありのままでいられるこの同期が好きです。

何かと集まっても全員揃わないのだけが心残りです。何故でしょうか。

卒業旅行こそ全員で行こうね?欠席は許しません。

 

 

 

後輩へ

本当に実力のある選手ばかりだと思います。頼もしい後輩たちには投げているときにも、何度も助けてもらいました。

時には羨ましいと思ってしまうほどのポテンシャルと実力を持っているみんななら、私たちの代で達成できなかった「二部優勝、一部昇格」という目標を十分に達成できると信じています。

これからの幹部代、全員が同じ方向を向いて頑張ることができればもっと強く、もっと良いチームになると思います。応援しています。

 

P.S.2年前の電通大との入替戦、後輩の放った2本の本塁打には非常に感動しました。

 

 

 

投手陣のみんなへ

一人一人違う武器を持って戦う姿には、先輩ながら学ところが多々ありました。

全員キャラが濃くて、クセ者ばかり、何を考えてるのかわかんないヤツもいれば、すぐふざけるヤツもいる。まとめるのは大変でしたが、そんなみんなと練習できて楽しかったです。あと半年、一緒に頑張ろう。

 

 

 

マネージャーの方々へ

マネージャーさんのおかげで練習が滞りなく運営されています。いつもありがとう。

これからも部員の1人として選手を支えるだけでなく、色々なことに挑戦してみて下さい。きっと今とは一味違うやりがいと達成感を見つけられると思います。

 

 

 

九段のみんなへ

特に同期の6人には本当に感謝しています。みんなと一緒に野球ができたからこそまだ野球を続けているし、過ごした6年間は私にとって大きな財産です。

グラウンドで過ごした時間はもちろん、合宿所を抜け出しアイスを食べに行ったことも、練習終わりに河川敷で花火をしたことも、合宿中に部員全員で朝練に寝坊して怒られたのも、全部大切な青春の思い出です。

ラクロスで忙しいヤツもいるけど、近いうちに飲みに行こう。

 

 

 

そして両親へ

今まで16年間支えてくれてありがとう。言葉ではなかなか伝えることはできなかったけど、何不自由なく野球ができて本当に幸せでした。

 

父にはスポーツは違えど、同じく体育会出身者としてスポーツマンとしてどうあるべきか、ということをたくさん学びました。

「陰で努力するのは当たり前」

この教えの通り、現在も野球に打ち込んでいます。あと少しの野球人生、応援していてください。

 

そして母。「試合前日は肉が食べたい」などと謎理論を展開し、時には魚と肉という主食が2つ食卓に並ぶときもありましたね。本当に手のかかる息子だという自覚はあります。何度も試合を観にきてくれてありがとう。

活躍している姿ばかりを見せることはできなかったけど、野球を始めた頃から少しずつ成長した姿は見せることができたかな。

本当に何から何まで感謝しています。

 

 

 

 

 

 

私の野球人生は本当に多くの方々に支えられてきました。ブログに書ききれなかった方もたくさんいますが、誰一人欠けても今の自分はなかったと思います。

本当にありがとうございました。

そして今後とも、自慢の後輩たちをよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

さて、残り1ヶ月余りで私たちの代は終わってしまいます。

私自身、副主将として、そして投手として何か残せたものはありましたでしょうか。

 

いろいろなことに悩み、試行錯誤を重ねてきた私たちですが、数年後、私たちの代で残した“何か”が少しでも後輩の役に立つと嬉しいです。

 

 

残り5試合、みんなで勝ちにいこう。

 

 

 

 

 

次回は髙野優成くんです。彼の打撃のような、パンチのある文章を期待しましょう。

 

 


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