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2023

陽気発処 #5 ~春リーグ最終戦~

硬式野球部マネージャーの窪島です。今週は、5月28日(日)に開催された高千穂大学戦の振り返りをしていきます~

 

 先週の試合で今季の順位が5位に確定した都立大硬式野球部。今季ラストゲームは、埼玉県の飯能市民球場にて、初戦にコールド負けを喫した高千穂大学との対決になりました。気になる試合内容を見ていきましょう~?


試合開始前の様子 


 都立大の先発は今季2勝を挙げた小平(法・3年)。前回の高千穂戦では7失点と打ち込まれてしまいましたが、今回はやり返したいところ。

 初回、難なく2アウトをとったものの、3番、4番に連打をあびて2死一、二塁とされてしまいます。そして、迎えた5番打者に2球目をセンター前に弾き返され、二塁ランナーがホームへ向かい先制のピンチ。しかし、ここでセンターを守っている渡邉(生命化学・2年)が、強肩を生かしてホームへ好送球! ランナーを刺し、初回を無失点で切り抜けます。

 

 その裏、流れに乗りたい都立大は、先頭の渡邉がレフト前ヒットで出塁すると、2番の助川がきっちり送りバントを決めて1死一、二塁。さらに、この試合で3番に入った赤沼(化学・3年)がレフト前に弾き返して1死一、三塁とチャンスを広げます。

 ここで打席には川頭(機械・2年)が入りました。期待のかかる場面でしたが、川頭の打球はセカンドへのゴロ。4-6-3のダブルプレーでこちらも得点を奪えません。

 

 2回表、先頭打者に死球を与えると、相手の7番打者にセンターへヒットを打たれ、無死一、三塁とされてしまいます。続く8番打者はショートゴロに抑えるも、その間にランナーが生還して1点を失いました。その後の9番打者も打ち取り、2死二塁まで漕ぎつけました。1番打者を抑えて最少失点で食い止めたいところですが、ライトへの飛球は、滑り込んだ北村(法・3年)のグラブに届かず。これで走者がまた一人帰ってきて、スコアは2-0となりました。

 

 さらに3回表、連打とエラーで1死二、三塁のピンチをつくると、7番打者への初球がパスボールとなり3点目。その上、バントヒットやエラーも重なり、この回3点を奪われ、5-0とリードを広げられてしまいました。

 

 なんとか点を返していきたい都立大の攻撃。3回裏、1アウトから2番助川が四球で出塁すると、打席には先ほどヒットを放っている赤沼。2球目をすくい上げた当たりは、ライト横に落ちて、長打になりました。一塁ランナーの助川は一気にホームに帰ってきて、1点を返しました!


 1点を返す二塁打を放った赤沼球汰(化学・3年)


 4回からは、小平に代わって小森(経済経営・2年)が登板しました。先頭を抑えるも、連続四球で1死一、二塁とされます。そして、迎えた4番打者にレフトの頭を越える二塁打を打たれ、2点を失いました。これで差を広げられてしまい、スコアは7-1。前回と同じ、コールドゲームへの足音が近づいてきました。

 

 5回表、3番手で登板したのは永谷(情報科学・2年)。これ以上リードを広げられたらコールドの点差がついてしまう厳しい場面。しかし、永谷はテンポよく、この回の相手打線を三人で退けました。さらに6回、味方のミス等で1死三塁とされてしまいましたが、3番打者を空振り三振に抑え、4番打者もライトフライに打ち取り、2回を無失点に抑えました!

 

 7回表のマウンドに上がったのは、佐々木大和(理学療法・1年)。今季初の、1年生投手の登板です。佐々木の初球、相手の打球はショートへの強いゴロ。これを6回からショートに回っていた助川が捌き、まず1アウトをとりました。続く6番打者にはボールが先行してしまいましたが、5球目を打たせてキャッチャーフライ。さらに、次の打者もセンターフライにきってとり、見事に三者凡退に抑えました✨

 リーグ戦初登板の佐々木大和(理学療法・1年)


 その裏の都立大の攻撃、バッターは6回からファーストに入っている杉山耕太(作業療法・1年)からです。杉山のリーグ戦初打席の結果は、4球目が腕に当たってデッドボール。一塁にランナーを置いて打席に立つのは田村(電子情報・3年)。初球を空振りした後の2球目、田村はバントの構えをしました。ボールは良いところに転がり、これがヒットになって、無死一、二塁とチャンスを広げます。そして、続く渡邉も四球を選び無死満塁とします。

 この大きなチャンスに打席に立ったのは主将の助川。しかし、助川の当たりはセンターフライとなり、三塁ランナーは帰れません。続く赤沼も空振り三振に倒れ、2アウトを取られてしまいました。

無得点で終わってしまう危ないところでしたが、4番の川頭、5番の北村が連続で押し出しの四球を選び、2点を返して7-3としました。吉川(放射線・2年)に打席が回ってきたころで相手ベンチは投手交代。吉川にホームランが出れば、忽ち同点という期待のかかる場面でしたが、結果はセンターフライ。2点止まりでこの回を終えました。

 

 8回からマウンドに上がった小杉(都市基盤環境・2年)は危なげないピッチングを見せました。8、9回を4奪三振の好投で0点に抑え、相手打線の勢いを封じます。

 

 しかし、高千穂との地力の差を覆すことは出来ませんでした。都立大は8回に杉山のリーグ戦初ヒットが出ましたが、チャンスを広げることができず無得点。最終回も三人で打ち取られて、試合終了。7-3というスコアで敗れました。

 

 この試合では、リーグ戦中に出場機会があまりなかったメンバーも出て、それぞれに見せ場があった試合でもありました。本球場での試合感覚も養うことができたので、チーム全体にとっても良い経験になることを願います?

 

 これで、都立大硬式野球部の春季リーグ全日程は終了しました。今季は2勝8敗(5位)と、昨年秋の3勝7敗(6位)よりも1つ勝ち星を落とす結果になりました。勝利した試合についても、昨年は3チームから1勝ずつを挙げて3勝したのに比べて、今季は同じチームからの2勝となり、勝ちのバリエーションも狭まっています。

 

 残念なことではありますが、負け慣れたチームになってしまいました。この現状を打破するには試合で徐々に勝っていくしかないのかもしれませんが、ただ単に実力で勝る相手に試合を挑むことがいわゆる「勝ち癖」に繋がるというわけではないのでしょう。もしそうであるならば、勝ちが続いた今年の春(3月後半)のオープン戦でそんなものは身についていたはずです。

 他大学の硬式野球部に比べて制限のある我々の戦い方とは何であるかを、今一度問い直していかないといけません? 次の秋リーグまでに、チームが大幅に変わるのかは分かりませんが、現状維持にはならないように、頑張るしかないでしょう。

 

 また、この春で引退をする4年生部員がいます。今の4年生は、大学入学からコロナ蔓延の被害を受けてきた代です。そのため、3年生以下の部員よりも大学生活や部活動に制限がかかった環境で活動をされていました(この点に関しては、我々の世代の方がよっぽど恵まれていたように感じます)。そんな中でも、ここまで硬式野球部員として続けてきた方々には尊敬の念を抱きます。本当に、お疲れ様でした? また、秋まで残ってくださる4年生部員の方々、それぞれお忙しいとは思いますが、引き続きよろしくお願いいたします。

 

今回のブログは以上となります。来週の記事は、3年生が幹部代となった新チームについての報告をさせていただきたいと思います。

 

それではまた来週~

 

 

 

 

 

 

リーグ戦終わり恒例の全体写真

 

執筆者

東京都立大学硬式野球部

マネージャー兼主務 窪島一真(人文社会学部人間社会学科・3年)

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