硬式野球部マネージャーの窪島です。今週は、7月8日(土)、9日(日)に開催された、東京都国公立戦の試合を振り返っていきます!
まずは7月8日の試合、東京海洋大学との試合を見ていきましょう?
先攻は都立大。初回、2番の田中(環境応用化学・2年)がヒットで出塁しますが、3、4番が打ち取られ、得点を奪うことができません。
都立大の先発は、永谷(情報科学・2年)です。しかし、1、2番にヒットを許し、3番打者にデッドボールを与えて、いきなり無死満塁のピンチ。迎えた4番打者の当たりはサードゴロ。サードの中村(理学療法・3年)が本塁に送球し1アウト。そのままバッターランナーもアウトにしてダブルプレーとしたいところでしたが、キャッチャー岡坂(経済経営・1年)のファーストへの送球が高めに逸れ、ボールが点々と転がる間に、二塁ランナーが本塁に帰ってきてしまいました。ただ、二塁へ向かうバッターランナーを刺し、2アウトをとります。
続く5番打者との勝負、追い込んでからの5球目を振らせて空振りをとりましたが、振り逃げとなってしまい、2点目を奪われました。
2回表、先頭の赤沼(化学・3年)がセンター前ヒットで出塁すると、続く柊(法・4年)が四球でつなぎ、無死一、二塁のチャンス。7、8番が凡退して2アウトとなったところで、打席には9番の岡坂。初球を振りぬくと、打球はライト前に落ち、二塁ランナーが生還。先ほどのエラーを取り返すタイムリーヒットで、1点を返します!
さらに3回表、1番の昼間(生命科学・3年)がセンター前ヒットで出塁すると、すかさず盗塁を決め、無死二塁とします。続く2番田中も2球目をレフト前へ弾き返し、3番髙野(電子情報・3年)の初球で盗塁を成功させて、無死二、三塁のチャンスをつくりました。
髙野は2球目を打ち返してライトへの大きなフライ。犠牲フライには十分な距離で、昼間はホームに生還し、同点に追いつきました。さらに、4番中村もセンターへ犠牲フライを放ち、3-2と逆転に成功します!
犠牲フライを放った髙野優成(電子情報・3年)
しかしその裏、簡単に2アウトをとったものの、相手の3番打者にレフトへ二塁打を打たれると、4番にも連打をあびて、失点。すぐさま同点に追いつかれてしまいました。
その上、5番打者にもヒットを許し、2死一、二塁とピンチが続きます。迎えた6番打者の当たりはセンター前へ転がりますが、センターの昼間のバックホームで二塁ランナーはタッチアウト! 勝ち越しを許しません。
4回裏から、永谷に代わって藤原(機械・3年)がマウンドに上がりました。藤原は2アウトからヒットを許しましたが、1番打者には緩急を用いて(?)、力のないファーストフライに抑えて見事に無失点。
無失点に抑えた藤原啓(機械システム工学科・3年)を迎えるベンチの様子
5回表、先頭の岡坂がレフト前ヒットで出塁すると、続く昼間がしっかりと送りバントを決めて、1死二塁のチャンス。次の田中は打ち取られ2アウトを奪われますが、3番髙野の当たりをサードがエラーして1点を追加。さらに、4番中村の打球は右中間に落ち、一塁から髙野が返ってきて5-3とリードを広げます。
5回には小森(経済経営・2年)、6回には坂本(情報科学・1年)が登板しました。小森は得点圏にランナーを背負いながらも、相手の5番打者をセカンドフライに抑えて無失点。坂本は四球2つで1死一、二塁のピンチを迎えながらも、9番打者を5-4-3のダブルプレーに抑えて得点を与えず。この回からセカンドに入った高橋(法・1年)が、ファーストへきっちり送球しました!
両者ともに前回登板では失点を許しましたが、この試合では1回を無失点に抑えました✨
試合は8回の表、この回から代わった相手の2番手投手から、四球や死球を得て無死満塁とチャンスをつくります。
1アウトをとられ、打席には、この試合8番レフトでスタメンの鯨井(経済経営・1年)。鯨井は5球目を振りぬくと、当たりはセンターへの犠牲フライとなり、6点目を奪います!
都立大は7回から小平(法・3年)が登板していました。最終回には2アウトから連打を浴びて1点を失いましたが、最後はきっちりショートゴロに抑えて試合終了。6-4で勝利しました!
この試合も多くのメンバーが活躍しましたが、1年生の岡坂、鯨井の両名が得点に絡む活躍を見せたので、2人をこの試合のMVPと認定しておきます?
さて、後編は国公立戦決勝の東京学芸大学戦を振り返っていきます~
勝利後の整列シーン
執筆者
東京都立大学硬式野球部
マネージャー 窪島一真(人文社会学部人間社会学科・3年)