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2017

ブログリレー⑧

ブログリレーの8人目は外野手の大庭周さんです。

日頃より首都大学東京硬式野球部への応援ありがとうございます。
今回のブログを書かせていただきます、4年外野手の大庭周(沼津東)です。
春季リーグ戦までいよいよあと2日。
春のリーグ戦というと、2年春そして3年春と思うような結果を残せず、チームの期待に応えられない悔しさ・もどかしさを感じてきました。春のリーグ戦での悔しさはやはり春でしか取り返すことが出来ないですし、春リーグを戦うことのできるのは最後なので、結果を残すことだけを今は意識しています。

今まで私がどんな気持ちでここまで野球をやってきたのか、この大学野球で感じてきたことを中心に今までの野球人生での経験を記していきたいと思います。
以下、長くなりますが、最後まで読んでくださると幸いです。

私自身、大学で野球をやるつもりは当初は一切ありませんでした。
私の中で、野球に未練はなく、高校野球で野球人生を終わらせたつもりでした。
ですが、夏の大会2回戦でチームが負けた原因だと思っている打球の判断ミス。記録にならないですが、自分の中でミスをしてしまった。それをなかったように美化し、正当化している自分がいて、それを許している自分を許せなかった。このミスを取り返すことはもうできないけど、このミスを忘れたまま次のステップを踏みたくないという思い強くなり、この野球部に入部しました。

首都大学東京の硬式野球部に入部して思ったこと最初の印象は、想像していたよりもレベルが低いな…という思いです。
高校の時と比較をしてしまい、想像していたレベルに達していないことにもどかしさを感じもしました。
1年夏にレギュラーを獲得し、最初のリーグ戦である1年の秋リーグで感じたのは、高校の時は負けたら終わりでしたが、大学のリーグ戦は負けた次の日にも試合があるといったように10試合を通して、調子を維持していく難しさや気持ちの切り替え、投手の傾向を読む予測力の必要性でした。
3年間を通じて、打てた・勝てた嬉しさよりも負けた悔しさや打てなかった悔しさの方が多かったです。ただ、大学野球は自分自身を成長させてもくれました。監督がいないこのチームでは、打てない時には自分で原因を探り、映像で分析をし、打てるようにしていかなければいけない。打てない時期はとても辛く、逃げ出したくなることもありましたが、幾度も乗り越えてきました。
リーグ戦では同じ相手と何度も対戦するため、手の内を知り尽くした中で結果を残していかねばなりませんし、前のリーグ戦で結果を残していると徹底的にマークされることもあります。実際に自分自身も厳しい攻めにあい、結果を残せずに悔しい思いをしてきました。ですが、厳しい攻めをされながらも結果を残せたときの喜び、自分が結果を残したことで他のチームメイトが喜んでいる姿を見れることがここまで野球を続けてきた大きな要因だと思います。

大学野球では常に故障との戦いでもありました。肩は入学当初から2年近く故障を抱え、両足が肉離れ、肘の故障と万全でない状態で常に戦ってきました。そんな中、マネージャーが試合に出場できるようにテーピングをし、マッサージをしてくれたり、高校から診ていただいている整体師の先生には、無理を言って試合後に診てもらい、メンテナンスをしていただき、試合に出続けることができました。
私のこれまでの野球人生において言えることは、野球が私と周りの人々を結び付けてくれて、多くの人々に支えられてきたということです。小学・中学・高校・大学のチームメイトや同級生、先輩、後輩はもちろんのこと、今まで指導してくださった指導者の方。高校の同期で野球を続けている人や違う競技を体育会で続けている人、大学で同じように体育会で頑張っている同級生といった多くの人から刺激を受けてきました。今、多くの人と出会わせてくれた野球をやっていてよかったと思っています。
さらにはこの場を借りてですが、リーグ戦になると静岡からほぼ毎試合のように観にきてくれる両親にも感謝しています。
実家に帰った際に打撃投手を買って出てくれる父、そして文句ひとつ言わずに温かく見守ってくれる母。
いつも支えてくれてありがとう。

このブログを見ているであろう2年生・3年生。
迷惑をかけ、頼りない最上級生であったと思うけど、それぞれが覚悟を持ってこのリーグ戦は戦っていくから、ついてきてほしい。いい選手も揃ってきたし、みんな力を確実につけていて、自分がこの野球部にいて一番強いチームであると感じている。あとは向上心を持ちつつ、自分たちが出来ることを確実にやっていこう。
悔しい思いをしてきたこのチームが学芸や高千穂といった今まで勝ちきれなかったチームに勝つためには束で戦っていくしかないから、結束力を大切にしてゲームセットになるまで戦い切ろう。

そして、同期である4年生。
自分が言うのもなんだけど、個性溢れるメンバーが多い中で、入部当初はそれぞれ異なるベクトルを持っていて、あまり好きになれなかったけど、学年ミーティングや学年日誌を通じて『1部昇格』という目標を立て、1つのベクトルに向けて戦っていく中で、各人の熱い思いを感じました。
今では自分を含めたこの12人が同期でよかったと思いながら、野球に取り組めています。12人で戦える最後のリーグ戦になるけど、残り10試合(+α)を戦い抜いて、最高のリーグ戦にしよう。

最後になりますが、個人的には就職活動をしながらこの春のリーグ戦を戦うことになります。
その中で、チーム目標である『1部昇格』にむけて持てる力を最大限に発揮し、今までお世話になってきた人たちへの『感謝』の思いを勝利という『歓喜』に変えるべく、戦っていきます。
そして、大学の名を背負って戦う選手たちの姿を多くの人に見ていただきたいです。
ぜひグランドまで足を運んでいただいて、熱い声援をどうかよろしくお願いいたします。


WRITER:大庭周
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