東京都立大学　 硬式野球部

ブログリレー4人目を務めるのは野地健太さんです。

はじめに、東京都立大学硬式野球部を支えてくださっているOB・ OG、並びに父兄の方々に感謝申し上げます。

私の野球人生を振り返ってみると、怪我との闘いの日々だったと思います。高校時代に腰椎分離症を発症し、最後の夏の大会前には、原因不明の手首痛でペンを握ることさえ困難になった時期もありました。そして、大学時代には、椎間板ヘルニアを発症し、手術も経験しました。これまでにMRI検査を受けた回数はなんと驚異の13回。そう簡単に破られる記録ではないと思います。

このように怪我をするとデメリットばかりのように思えますが、私はむしろ怪我をして良かったとさえ思っています。なぜなら、自分自身と対話する時間が増えたからです。現状の自分と理想の自分を照らし合わせて、「今、やるべきことは何なのか」ということを客観的に考える能力が身についたと考えています。

私は野球に限らず、生きていく上で大切にしていることがあります。それは、「物は考えよう」ということです。物事は捉え方一つで、良い方向にも悪い方向にも転がっていくと思います。だからこそ、どのような出来事もポジティブに捉えて、自身を成長させるチャンスであると考えることが、大切なのではないでしょうか。

「選んだ道が正しいかどうかは重要ではない。選んだ道を正しくすればいいのだ。」

大学4年生、私の野球人生の最終章です。今までやってきたことを信じて、選んだ道を突き進んでいきたいと思います。

ありがとうございました。

次回は鈴木優里さんです。お楽しみに。