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2020

ブログリレー11

ブログリレー11人目を務めるのは、主将の森川圭吾さんです。






こんにちは。一年間主将を務めさせて頂いた4年の森川 圭吾です。


春季リーグ戦の中止も決まり活動ができない大変厳しい状況だからこそ、私たちが野球に打ち込むことができていたこれまでの環境が本当に有難いことであったのだと改めて強く感じています。日頃より東京都立大学硬式野球部を支え、応援してくださっている大学職員、OB・OG、部員の御家族全ての皆様に感謝申し上げます。



私たちが入部してからの大学野球は劇的な物語のようでした。

最下位争いから始まり、Aクラス入り、優勝争い、プレーオフを制しての優勝。

手に汗握る試合の連続で、どれか一つでも欠けていたら優勝にはたどり着けませんでした。一歩一歩着実にチームが成長し、代替わりをしながら受け継がれてきた粘り強い戦いやチームの一体感といった全ての要素が優勝という形で実を結んだのだと思います。

そこから始まった私たちの代はそれまでのように順調には進みませんでした。夏のオープン戦からチーム状態は悪く、そのまま挑んだ秋季リーグ戦では惨敗。勝つ喜びと負ける厳しさの両方を体感し、もう一度優勝をするために秋の反省を活かして万全の準備を行い、オープン戦でも勝ちを積み重ね、良い状態で春のリーグ戦に臨めると思っていたところでのリーグ戦中止。

戦うことができずに私たちの代が終わってしまうという本当に残念で悔しさが残る結果になってしまいましたが、進んできた道が正しかったことは今後後輩たちが必ず示してくれると信じています。



都立大学硬式野球部は、個々人のかけられる時間は異なるけれどもその中で各々が真摯に野球と向き合い、組織のために行動することによって作り上げられている部活です。それぞれが正解のない問題に対して向かい合い、考え、真剣に取り組むからこそ時に意見が対立することもあります。

しかし、

「やり方や考え方は違っても、全員が勝負にこだわり、結果を残すために全力を尽くす。」

この姿勢がこの部には備わっています。

学生だけで運営しているからこそ、その姿勢が先輩から後輩へと受け継がれ積み重なり価値のある強さになっていく、この部の一番の魅力はそこだと思います。いつの日かその積み重ねが「一部昇格」につながってくれることを期待しています。



最後に後輩に向けて私が大切にしている言葉を後輩に贈りたいと思います。

「為せば成る 為さねば成らぬ 何事も 成らぬは人の 為さぬなりけり」

努力をすれば望んでいた結果が必ず得られるとは限りません。

しかし、たとえ結果が得られずとも強い意志をもって行動し、妥協することなく挑戦することで絶対に得られるものがあります。

それは結果と同じくらい重要なものであり、その経験が次の挑戦で結果を残すことにもつながる。

そう信じて私は大学野球に取り組んできました。

この部に今足りていないのは試合に臨むまでの過程を大事にすることだと感じています。

部員全員にとって都立大学硬式野球部が意味のある挑戦の場であり続けることを願います。



次回は最後のブログリレーとなります。一年間監督を務めてきた黒須です。

チームで最も野球部のために働き、悩みに悩みぬいてきた彼の感情豊かな文章にご期待ください。


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