ブログをご覧の皆様、こんにちは。学生コーチを務めさせていただいております、松尾友巳(人文科学研究科・修士1年)です。
日頃から都立大硬式野球部を応援し、支えてくださっているOB・OG、大学関係者の方々、そして保護者の方々にこの場を借りて感謝申し上げます。
【活動報告】
10月31日(土)は、東大球場にて東京大学さんとオープン戦を行いました。チームとしても、選手個人としても、入れ替え戦に向けて収穫のある試合をすることが求められましたが、多くの選手が結果を残し、チームとしてもいい声かけも多く緊張感を持って試合ができていたように思います。得点力不足という課題に対しても、多くのヒットや足を使った攻撃もあって10得点を挙げることができました。リーグ戦後半は、勝利という結果にはあまりつながらなかったものの、今までより高い意識を持って取り組むことができていたと思います。今季は非常に悔しいシーズンとなりましたが、入れ替え戦の結果がどうであれ、その悔しさと終盤の雰囲気を忘れず、とても大事な冬の練習に臨みたいです。
【野球人生で一番印象に残っている試合】
高校時代の夏大会での勝利や、学生監督として学芸大に敗れた試合、そして勝利した試合など、野球人生には数多くの印象に残っている試合があります。そのため、「これが一番」と言い切ることは正直難しいのですが、今回は、自分の野球に対する心構えが変わるきっかけとなった、中学2年生のときの試合について書きたいと思います。
私は中学校で軟式野球部に所属していました。チームメイトのほとんどは、小学校のクラブチームから一緒に野球をしてきた仲間でした。チーム自体はそこまで強くなかったものの、一つ上の代には小学校時代に地区大会で優勝するなど、実力のある先輩たちが多くいました。その先輩たちが中学校でも同じチームに残っていたこともあり、最後の大会では良い結果を残したいと意気込んでいました。
そんな中で迎えた大会の一戦で、私はサードで送球エラーをしてしまいました。そのミスから1点を失い、最後までその1点を返すことができず、0対1で敗れてしまいました。自分のミスによって、小学校時代から実力のあった先輩たちの引退が決まってしまったことに、とても申し訳ない気持ちになりました。
大会終了後に1週間のオフがあり、練習再開時のミーティングを迎えるまで、罪悪感から先輩や顧問の先生、同級生の部員と顔を合わせることに気まずさを感じていたのを覚えています。練習が再開したら何を言われるのだろうかと、不安な気持ちで過ごしていました。
ところが、部活動が再開すると、ミーティングでも練習でも、私のミスを責める人は誰もいませんでした。みんながいつも通りに接してくれたことで、私はとても安心しました。とてもいい仲間や先生に恵まれたと心から思っています。そして、この経験をきっかけに、野球との向き合い方が大きく変わったように思います。
それまでは、野球をするとき、ミスをせず、周囲に迷惑をかけず、怒られないようなプレーできればよいと考えていました。しかし、どんなに気を張ってもミスは起きてしまうことや、自分のミスでチームが敗れたにもかかわらず、周囲の人たちが変わらず接してくれたことで、初めから失敗を恐れるのではなく、思い切って楽しくプレーすることの大切さに気づきました。
野球というスポーツは、どれだけ努力しても、失敗を完全になくすことはできないと考えています。だからこそ、ミスを恐れて弱気になるのではなく、良いイメージを持ち、思い切ってプレーすることが大切だと思っています。(加えて、自分でコントロールすることのできない結果に依存しないためには、試合までの過程が非常に重要だとも考えています。)
最後に、今回このエピソードを書いたのは、2部・3部入れ替え戦というプレッシャーのかかる一戦を前に、選手たちにも私のような考え方があることを知ってほしかったからです。
試合では緊張することもあると思いますし、全てが思い通りに行くことはないでしょう。しかし、ミスを恐れすぎる必要はありません。仮に失敗したとしても、それを責める人はいないはずです。これまで積み重ねてきた努力を信じ、どんな場面でも気負いすぎず、思い切ってプレーしてほしいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。


