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2026

都立大野球部活動報告ブログ vol.30

皆さんこんにちは。

東京都立大学硬式野球部にて学生コーチを務めています市岡広大(人文科学研究科博士

後期課程・1 年)と申します 。

まず初めに、日頃から都立大硬式野球部をご支援くださいます OB・OG の皆様、大学

や東京新大学野球連盟関係者の方々、保護者の皆様に、この場をお借りして感謝申し上げ

ます。これまでにも選手たちから感謝の言葉がありましたが、この部における最年長者と

して、関係者の皆様方には改めて心より御礼申し上げます。

今後とも末永く都立大硬式野球部をよろしくお願いいたします。

【活動報告】

まず初めに今週末の活動報告からです。

昨日 3/7(土)は、都立大グラウンドにて聖マリアンナ医科大学との春季オープン戦がありました。昨月 2 月中旬から始まった春季オープン戦も今週末で半数の 5 試合を終え、また 2026 年度春季リーグ戦の開幕が来月 4/4(土)に控えているという、まさにリーグ戦へ向けた中間点に位置づけられる試合でしたが、見事勝利を収めることができました。

中身を見ても、投手陣を中心に昨冬から今春にかけて取り組んできた練習の成果を十分に発揮できつつあり、僕から見ていて今季で最も雰囲気の良い試合となっていしました。もっとも、野手陣では今後のオープン戦後半戦や来たるリーグ戦に向けたアピールを存分にできた人とできなかった人との開きが大きく、思うようなプレーができていない選手もちらほら見受けられました。

オープン戦後半戦はリーグ戦の開幕を見据え、これまで以上に強度や精度の高さが各自求められていきます 。開幕まで残り一ヶ月を切りましたが、だからこそこの一週間は前半戦で判明した自身の課題ともう一度向き合い、心身ともに最高のコンディションで開幕に臨めるようにしてほしいです 。僕も可能な限りサポートしようと思います 。

【2026 年の目標】

さて、後半の 2026 年の目標ですが、その前にご存じない方もいらっしゃると思いますので、今さらですが軽く自己紹介をさせていただきます。僕は冒頭でのご挨拶にも書いたように、正式な肩書を東京都立大学大学院人文科学研究科文化基礎論専攻博士後期課程 1 年といい、年齢も今年で 26 歳になるなど、選手やマネージャーの皆とは立場も年齢も大きく異なります 。ただ、僕自身ほんの 4 年前までは現役部員として名を連ねており、幹部代となった 2021~2022 シーズンには監督も務めさせていただきました。そして、そのときに経験したスタッフ職としての楽しさと充実感が忘れられず 、大学院生になった翌 2023 年度から今に至るまで学生コーチとして部に所属させていただいています。言ってしまえば、都立大野球部の OB の一人でありながら身分が学生(院生)ということで平然と籍を置き続けている、実に都合の良いポジションにいる人間ということになります。

そんな僕の今年の目標は、偉大な先輩たちが築いてきた都立大野球部の伝統を後輩たちに受け継ぐとともに、新しい伝統の創造に幾分でも寄与していくことです。ご存じの通り、都立大野球部は社会人スタッフや外部コーチのいない、ほぼ完全に学生のみで運営される部活動です 。僕というご都合主義の権化がいるので完全完璧に学生主導かというと微妙かもしれませんが、それでも常日頃の練習メニューの作成からその実施、練習の差配、試合のスケジューリングから外部機関との折衝・交流に至るまで、僕が深く関与する必要もないほどつつがなく運営されています。それは僕が入部したときから変わらない都立大野球部の最大の伝統であり、リーグ全体を見渡しても稀有な最大の特徴だと思います 。

しかし、こうした学生主体の運営は決して簡単なことではありません。これまでも成績不振から外部コーチの招聘が検討されたことや、チーム運営の失敗により内部対立が発生したことが少なからずありました。その意味では、学生主体のチーム運営は自明のものではなく、いつ失われてもおかしくはない希少で尊ぶべき伝統に違いありません。学部時代から学生監督・学生コーチとして微力ながらもその維持と継承に携わってきた身として、この伝統をこの先にも確固たる形で残していく。それが僕にできる OB・OG の皆様への報恩であり、学生コーチに求められる一つの役割だと思います 。

一方で、いたずらに伝統を墨守するだけではイノベーションは生まれず 、日々レベルを高めていく他校との競合に勝てなくなってしまいます 。今チームもそうしているように、せっかく勝負の世界に生きるのなら勝利(とその先にある優勝)を目指さなくては意味がありません。そこで今チームでは、昨冬から練習の取り組み方や具体的な進め方、プレー以外の野球への向き合い方を根本から問い直し、真に 2 部優勝・1 部昇格を実現するために必要な施策を創意工夫の下で出し合って、日々実践しています 。オープン戦でもアップから試合終了後のミーティングまで非常に真剣かつ賑やかな雰囲気で過ごせているのは、こうした取り組みの一つの成果でしょう。

そして僕に求められるのは、選手たちとは異なる視座や経験に基づいてその創意工夫をサポートし、より具体的かつ効果的なものに導いていくことになります 。また今チームが2 部優勝の目標に届かなかったとしても、その過程で生み出されたイノベーションは無駄にはなりません。良い結果を生んだ取り組みは次のチームにも引き継がれ、そうではない取り組みも、反省材料として以後の糧となっていきます。そうした繰り返しの中で新たな都立大野球部の伝統が生まれ、根付いていくのだとすれば、学生コーチとしてこれほどのやりがいはありません。今チームの創造力が今季どのような結果をもたらすのか、そして次のチームがどのようにそれを受け止めていくのか。でき得る限り全力でサポートするとともに、長く見守っていきたいと思います 。と、ここまで野球部での目標についてつらつらと書いてきましたが、言うまでもなく僕の本業は院生であり、その本分は研究です。歴史学を専攻し、昭和戦前期の政治・外交史を研究対象とする研究者の端くれとして、日夜研究に励み、成果を示し続けなければなりません。常に成果が求められるという点で、この世界もスポーツ界と何ら変わりません。今日このときも、来週末には研究会報告、来月末には短評報告がそれぞれ控えています 。一日も無駄にはできません。だからこそ、他の選手・マネージャーたちと同じように、文武両道がもう一つの今年の目標になります。野球部では学生コーチとして貢献しつつ、学業では地道に研究に励み、着実に成果を出し続けていく。今年も忙しい一年になりそうです。

少々長くなってしまいましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。野球の最大の醍醐味は当然試合に出てプレーすることですが、野球への携わり方、貢献の仕方は決してそれだけではありません。学生コーチとして自身の経験や考え方、客観的な視点を選手たちに還元し、チーム運営を円滑化させていくことも、野球部における重要な役割の一つだと自負しています 。このブログを読んで、学生コーチやスタッフ業に興味が湧いたという方、そして都立大野球部で実際に経験してみたいという方がいれば大変嬉しく思います 。

今後とも東京都立大学硬式野球部への温かいご声援と末永いご支援を、どうぞよろしく

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