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2018

ブログリレー7

いよいよブログリレーも最後の1人となりました。最後は、監督の望月大夢さんです。


1年間、監督を務めさせていただきました望月です。

 

まず、OBの方々、顧問の藤井先生や父兄の方々、日ごろより、首都大学東京への応援ありがとうございます。

 

かつては、楽しみに先輩方のブログを読む立場でしたが、気づけば同期が書き、とうとう自分の順番まで来てしまいました。改めて、このブログを書きながらリーグ戦が終わったことを実感します。

 

 

このリーグ戦は終わってみれば、6勝3敗1分、3位という成績になりました。2部で勝ち越したのは16季ぶりだそうです。僕はこの成績を残せたということ、みんなの頑張りが結果に結びついたことを心の底から嬉しく思っています。

思えば、このリーグ戦は2連敗からのスタートでした。2連敗の後に感じたのは、今季もだめかもしれないという猛烈な不安でした。そんなものは杞憂であったことをみんなが証明してくれました。本当に強かった。

 

個人的にターニングポイントとなったのは高千穂戦での引き分けであると感じています。先制されながらも必死にくらいついた攻撃、4人で何度も苦しい場面を切り抜けた投手、1つのミスも許されない中で守りぬいた守備、試合に出ている人もそうでない人もグランドにいる全員がベストを尽くした結果が延長13回引き分けにつながりました。負けなしの高千穂をぎりぎりまで追い詰めた、あの試合の一体感は何物にも代えがたい一生の思い出です。

 

そこから、東洋学園にサヨナラ勝ち、数十年ぶりに学芸大に延長まで持ち込み勝利し、5月は負けなしで終われたことは大きな自信にしてほしいです。今季のみんなの姿は本当に頼もしく、ずっと感動しながらベンチで見ていました。

 

 


そしてこの1年間、僕が監督として、1人の野球部員として学んだことは自分の正義は誰かにとっての正義ではないということです。私はこれまで、言い方は極端であれ、自分自身の生き方は正しいと信じて生活してきました。しかし、この野球部に入り多様な人と関わる中で、たくさんの考え方を持つ人がいることを知りました。私にとっての見方と他の人の見方は全く同じではないということをこの野球部で身をもって体感しました。だからこそ、他の人の意見は聞いてみる価値があり、尊重すべき部分がたくさんあることを学ぶことができました。自分自身が完璧でないからこそ、いいものを取り入れていく中で成長していくことがなによりも重要であるということ。特に、この野球部はチーム運営の大半を学生で行うからこそ、みんなの意見を結集し、より良い選択をしていくことがチームにとって1番大事なことであると感じました。当たり前のことではありますが、これに気づくことができたことは自分自身にとって大きな進歩であったように思います。

 

 

 

 

 

振り返ってみると、監督という立場での1年はあっという間でした。

正直なところ、この1年は本当に苦しいことばかりでした。

仲のいい同期であっても、頑張っているのを知っている後輩でも、ときに試合に出してあげられない。監督を経験した先輩方も仰っていましたが、可能であれば全員出したいと思いながら采配をしていました。

チームの代表として練習や試合において、どんなときでも決断をするというのは、リスクを受け入れて責任を持つということで、何度も逃げ出したいと感じることがありました。

 

 

しかし、そんなときには本当に心強い仲間がいました。

家で一晩中、チームについての意見を交わしたり、お前がしっかりしなきゃだめだろと激励してくれたりした同期。どんなときも、みんなの存在は心強くて、いつも挫けそうなときに何度も救われてきました。

 

思いを率直にぶつけてきて、実現のために全力で挑んでいた後輩たち。後輩だからと遠慮することなくいろいろな考えを発信してくれたことでチームにとっての大きなプラスになっていました。また、今季のこの成績は下級生の活躍なくしては残せませんでした。

 

チームを支えるために、どんな仕事であっても笑顔で、全力で取り組んでくれたマネージャー。特に僕たちの学年にマネージャーがいなかった分大変なことも多かったと思います。それでもそんなそぶりを見せずに、ひたむきにチームのサポートをしてくれていました。

 

みんながいたからこそ、僕は監督の仕事を全うできました。本当にありがとう!

 

 

また、最上級生という立場になって振り返ると、先輩方にどれだけ迷惑をかけてきたか、どれだけカバーしてもらっていたのかを痛感しました。それでも、先輩方は大きな度量でいつも受け入れてくれていました。感謝の気持ちでいっぱいです。

 

OBの皆様には、試合に足を運んでくださったり、金銭面で補助をしていただいたりと様々な形で支えていただきました。本当にありがとうございました。

 

加えて、昨年は学生課の方にもこれまで以上に支援していただきました。元プロ野球選手の小宮山悟さんを臨時コーチとして呼んでいただき、直接何度もご指導をいただけたことは未だに夢のような出来事であったと感じています。小宮山さんのご指導は1つ1つがためになるものばかりでした。すぐに結果に結びつけることができませんでしたが、この経験があってこその今回の成績だと思います。小宮山さん、学生課の方々、本当にありがとうございます。

 

大学まで野球を続けるにあたって、両親の理解がなければここまでできませんでした。心配と迷惑ばかりかけましたが、その分成長できました。本当にありがとう。

 

本当にまだまだ、ここに書ききれないくらいたくさんの人に支えられて僕はここまで野球を続けることができました。今までプレーしてきた、全てのチームでの野球は最高でした。

 

 

最後に僕はこれで野球部を引退しますが、頼もしい後輩たちは僕たちが挑めなかったステップへと挑戦していくと思います。そんな首都大学東京硬式野球部を今後とも応援よろしくお願いします。

 

 

本当に今までありがとうございました。



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