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2026

都立大野球部活動報告ブログ vol.72

東京都立大学硬式野球部 山田暖人(理・3年)です。

 

 

今週末、リーグ戦はいよいよ最終節を迎えます。

残念ながら今季の優勝の可能性はなくなってしまいましたが、ここで得られる経験や結果は、来季以降の戦いに必ずつながると思っています。最後まで自分たちらしく全力で戦い抜き、少しでも上の順位を勝ち取れるようチーム一丸となって挑みます。

引き続き、熱い応援をよろしくお願いいたします。

 

 

【活動報告】

 

5月15日(金)の練習は、現幹部代による最後の平日練習となりました。

いつも以上に気迫のこもった先輩方の姿に刺激を受け、チーム全体が高い集中力を持って練習に取り組めていたと思います。グラウンド全体に緊張感があり、一人ひとりが「この代で戦える時間も残りわずかなんだ」と実感しながら過ごしていたように感じました。

 

振り返れば、昨年の春リーグ終了後に幹部代が交代してから、ここまで決して順風満帆だったわけではありません。チームとして多くの課題が浮き彫りになり、思うような結果が出ず悩む時期もありました。それでも、そのたびに先輩方が真剣にチームと向き合い、改善のためにさまざまな改革を進めてくださいました。

 

特に、打撃班の導入によって打撃力向上への意識がチーム全体に浸透し、個々の課題に向き合う環境が整ったことは大きな変化だったと思います。また、試合前後のミーティングの質も以前より格段に上がり、チームとしての方向性や課題を全員で共有できるようになりました。選手それぞれが「自分たちでチームを強くしていく」という意識を持てるようになったことは、この一年で得た大きな財産だと感じています。

 

もちろん、うまくいくことばかりではなく、迷いや葛藤もたくさんあったと思います。それでも最後までチームのために行動し続けてくださった先輩方には、本当に感謝しかありません。プレー面だけでなく、チームへの向き合い方など、多くのことを学ばせていただきました。

 

春季リーグ戦は残り2試合となります。ここまでチームを引っ張ってくださった先輩方への感謝を結果で示せるよう、自分たちも全力で戦います。最後は連勝という最高の結果で締めくくれるよう、チーム一丸となって頑張ります!

 

 

【人生で一番の○○】

 

今回は、私の人生で一番の試合について書かせていただきます。

 

その試合は、今年の春季リーグ第2戦・東洋学園大学戦です。終盤に3本のホームランで追いつき、タイブレークの末にサヨナラ勝ちを収めた、今までの野球人生の中でも忘れることのできない一戦となりました。

 

リーグ開幕戦を落として迎えたこの試合は、優勝を目指すうえで絶対に負けられない試合でした。

しかし試合は、初回から苦しい展開となります。初回に3失点。その後も都立大が点を返して食らいつくものの、東洋学園大学打線の勢いは止まらず、ホームラン2本を含む猛攻で突き放されました。

 

気づけば九回裏、スコアは7対3。4点ビハインド。球場全体に敗戦ムードが漂っていました。

 

そんな中、先頭打者として打席に入った4番・杉山さん(健康福祉・3年)が特大のホームランを放ちます。

その一打で、重かった空気が一気に変わりました。ベンチにも「まだ終わっていない」という空気が生まれ、相手にも焦りが見え始めていました。

 

続く打席が自分でした。

 

正直、そのとき何を考えていたかはあまり覚えていません。ただ、「後ろにつなぐ」という気持ちだけで打席に立っていました。

すると、2球目のストレートを振り抜いた打球は、そのままライトフェンスを越えていきました。

 

公式戦で柵越えホームランを打ったのは、リトルリーグ以来でした。あまりに久しぶりで、ダイヤモンドを回る足取りもぎこちなかったと思います。

 

ですが、このホームランは、自分にとって特別な一本でした。

 

昨秋季リーグではまったく結果を残せず、終盤にはスタメンを外されるほど苦しい時期を過ごしました。

このまま終われないという思いから、オフシーズンには同級生に勧められたジムに通い始め、食事管理にも取り組みました。冬の期間は、自分なりにこれまで以上に野球と向き合った時間だったと思います。

 

少しずつ手応えを感じ始め、その積み重ねがリーグ戦という舞台で結果として表れたことは、本当に嬉しかったです。

 

これまで、強豪校のような「勝つことが当たり前」の環境を経験してきたわけではなかったからこそ、酒寄君(理・3年)のツーランホームランで同点に追いついた瞬間は、まだ勝っていないにもかかわらず、涙が出そうになるほど感動していました。

 

試合はそのままタイブレークに突入しました。

 

タイブレークでは、昨季タイブレーク無敗だった佐々木さん(健康福祉・4年)がマウンドに上がり、安定感のある投球で最少失点に抑えてくれました。

今振り返っても、佐々木さんの投球がなければ、あそこまで流れを引き寄せることはできなかったと思います。

 

その裏の攻撃では、安達君(システムデザイン・3年)がリーグ戦初ヒットを放ち、同点に追いつきました。完全に流れはこちらに来ていました。

 

そして相手は4番を申告敬遠し、満塁策を選択。

一死満塁で、自分に打席が回ってきました。

 

サヨナラの場面ということもあり、かなり緊張していたのを覚えています。

 

一球、変化球を引っかけてファールにしたときは、「終わった」と思いました。

それでも最後はしっかりとボールを見極め、押し出し四球となりました。

 

あの瞬間は、嬉しさというよりも、まず安心感のほうが大きかったです。

仲間たちが一斉に飛び出してきた光景は、今でも鮮明に覚えています。

 

九回裏の反撃も、タイブレークでの粘りも、全員でつかみ取った勝利でした。

 

だからこそ、この試合は自分にとって「人生で一番の試合」になったのだと思います。

そしてこれからは、その“一番”を更新し続けられるよう、さらに成長していきたいです。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

今後とも硬式野球部への温かいご声援、ご支援のほどよろしくお願いいたします。

 


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