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2023

陽気発処 #21 ~秋季リーグ 東洋学園大学戦~

硬式野球部マネージャーの窪島です。いきなりですが、プロ野球のセ・リーグでは阪神タイガースが18年ぶりの優勝を果たしましたね? 最近はほとんどプロ野球も見ることができないのですが、ちょっとだけ見ていた感想としては、センターラインが強固なチームがやはり強いということなのかなと。ドラフトを中心としたここ数年の編成が上手くいった結果ではないでしょうか。

ちなみに今年は優勝という言葉ではなく、「ARE(アレ)」という目標を掲げていたようですが、我々もそれに倣って、なるべく「優勝」に囚われず、目の前の一戦一戦を大事に戦っていくべきなのでしょうか?

 

さて、前置きが長くなりましたが、今週は、9月16日(土)に行われた東洋学園大学戦を振り返っていきます。春リーグでは、2試合ともコールド負けを喫した相手ですが、今回はどのような試合になったのでしょうか?

 

 先攻は都立大。初回、1アウトから、2番助川(数理科学・4年)がセンターへ弾き返すヒットで出塁すると、3番田中(環境応用化学・2年)も四球でつなぎ、1アウト一、二塁のチャンスをつくります。

 

センター前ヒットで出塁する助川航聖(数理科学・4年)

 

 先制点を奪って流れをつかみたいところですが、4番中村(理学療法・3年)はサードゴロ、5番髙野(電子情報・3年)もファーストゴロに倒れ、無得点に終わります。

 

 都立大の先発は小杉(都市基盤環境・2年)です。小杉の初回は、1~3番を三者凡退に抑える上々の立ち上がり。

2回の両チームの攻撃は三者凡退に終わり、テンポよく試合が進みます。

 

3回表、先頭の9番吉川(放射線・2年)がヒットで出塁しますが、後が続かず、この回も得点を奪うことは出来ません。

その裏、2アウトから9番打者に四球を与えて出塁を許すと、1番打者にライト前ヒットを打たれ、1塁ランナーは一気に三塁へ。ここで、ライトを守る渡邉(生命科学・2年)が三塁へ送球しますが、送球が大きく浮いてしまい、ボールはサードの後ろへと転がっていきました。それを見たランナーにホームを狙われましたが、すぐさま処理して本塁へ送球。判定はアウト。運も味方し、このピンチを切り抜けました?‍?

 

 そして試合は4回表。先頭の田中が粘りをみせ、最後はデッドボールで出塁します。さらに、続く中村の2球目で盗塁に成功し、チャンスを広げます。そして中村は3球目を上手く拾いあげ、センターの前へ落とし、無死一、三塁とします。

 続く髙野が三振した間に、中村が盗塁し、状況は1死二、三塁に。打席にはキャプテンの6番昼間(生命科学・2年)。その初球、昼間はバントの構え。投球は鋭くインコースへ向けられましたが、勢いを上手く殺してスクイズ成功。先制点を奪いました!

 さらに、昼間も出塁して1死一、三塁という場面。続く7番杉山(作業療法・1年)も初球をレフト前へ弾き返し、2点のリードを奪いました✨

 

 小杉は4回まで順調な投球を続けていました。そして迎えた5回、先頭の5番打者を空振り三振に抑えたかに見えましたが、キャッチャーが後逸し、振り逃げで出塁を許します。続く打者に送りバントを決められると、7番打者に四球を与え、1死一、二塁とされてしまいます。

 迎えた8番打者の当たりは、セカンドへのゴロ。セカンドの助川は二塁の封殺を選択しましたが、送球が逸れてしまい、アウトをとることが出来ず。ボールが転々とする間に、ランナーはホームへ帰ってきてしまいました。これでスコアは2-1。

 さらに、1死二、三塁の状況で、9番打者がスクイズを試みました。打球を処理した小杉が迷わず一塁へボールを放った隙をつかれ、二塁ランナーも本塁へ突入。結果として2ランスクイズとなり、ヒットなしで3点を奪われ、逆転されてしまいました。

 

 5回が終わってスコアは2-3。5回までに都立大が6本のヒットを放ったのに対し、東洋学園大学の打者に打たれたヒットはわずかに1本。こちらの方が押しているように感じられるのですが、何か攻撃が上手くいかないという雰囲気もありました。

 

 5回に点を与えてしまった小杉ですが、6、7回は無失点に抑え、反撃を待ちます。

 

試合は8回の表、先頭の2番助川が四球で出塁を果たします。ここで、相手投手が交代。田中が倒れて1アウトとなりますが、4番中村も四球でつなぎ、1死一、二塁とします。

打席には5番髙野。1ボール2ストライクからの4球目を弾き返した打球は、セカンドの横を抜けました。このヒットで二塁ランナーの助川が一気にホームへ生還。同点に追いつきました!

 またも相手は投手交代。ここで勝ち越しといきたい場面で迎えるは6番昼間。勝負はフルカウントまでもつれますが、最後はストレートにバットが空を切り、三振。次の杉山は8球粘った末に四球を勝ち取り、2死満塁となったところで、代打に赤沼(化学・3年)を投入します。全員の期待がかかる場面、緊張の中、赤沼は食らいついていきましたが、6球目の変化球に手が出ず、見逃し三振。ここでは同点止まりとなりました。

 

 その裏、都立大も投手を交代。マウンドには佐々木(理学療法・1年)が上がります。さらに、代打の赤沼に代わって、柊(法・4年)がライトに入りました。

 

8回裏に登板した佐々木大和(理学療法・1年)

 

 ここで、相手は先頭打者に代打を送りました。1ストライクからの2球目を振りぬいた当たりは、右中間への長打に。バッターランナーは三塁へ到達し、無死三塁となってしまいました。迎えた1番打者に対し、佐々木は気迫の投球。セカンドフライに打ち取り、1アウトを奪います。続く2番打者も1ボール2ストライクと追い込みました。

そして... 4球目を捉えた打球はレフトへ一直線に飛んでいきました。この打球に、レフトの髙野はダイビングキャッチを試みましたが、打球は髙野のグローブにあたったものの、その中には収まらず、地に落ちました。三塁ランナーが帰ってきて、勝ち越しを許します。

 

 最後まであきらめずに戦いましたが、最終回も三人で抑えられてゲームセット。3-4という結果で、敗れました。

 

 接戦をものにすることができなかった訳ですが、この試合は明らかにこちらの方が点を取るチャンスは多かったように思います。このチャンスというのは得点圏ということだけではなくて、先頭打者の出塁なども含めたものですが、今回はこういった場面での攻撃があまりうまくいかなかったなぁという形ですかね。

 

 さて、これで第3週を終えて、都立大は1勝2敗。まだまだ「ARE」達成の目はあるので、必死に戦っていきます?

 

 今回の記事は以上です。来週は、9月23日(土)に行われる日本大学生物資源科学部戦について掲載する予定です。

 

それではまた来週~

 

 

おまけ 8回裏の髙野優成(電子情報・3年)。打球を取れず、この表情。

本当に惜しかったです...

 

執筆者 東京都立大学硬式野球部

マネージャー 窪島一真(人文社会学部人間社会学科・3年)

 

硬式野球部へのご連絡は、東京都立大学硬式野球部メールアドレス(tmubbc@gmail.com)までお願いします!

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