硬式野球部マネージャーの窪島です!
今週は、5月13日(土)に行われた杏林大学戦を振り返っていきたいのですが、その前に、前回のブログでお知らせしていたように、簡単なチーム紹介から入りたいと思います!
わたしたち、「東京都立大学硬式野球部」には、現在、入部した1年生を含めて37人の部員が在籍しています? (大学院生の学生コーチ2人を合わせると39人です!)
大学の南大沢キャンパスの野球場にて、基本的に週に4回(火・水・金・土曜)の活動をしています。大学硬式野球部の中でいうと、活動日はあまり多くないと感じられるかもしれませんね。さらに、練習より授業を優先しなければいけないため、全員が同じような練習時間を確保できる訳ではなく、人によって練習時間、内容は違ったりします。
また、高校野球までによく見られるような学生以外の大人の指導者がいないという点も特徴の一つです。そのため、試合の指揮は学生が執っています?
(ちなみにプチ情報ですが、わたしたちが所属している東京新大学野球連盟の2部以上のチームで学生監督なのは、都立大だけです! これは誇っていいことかもしれませんね..)
自分はこの部活を、「自分自身が試される場所」だと感じています。勿論、部員それぞれがお互いに協力して成り立っている部活であることは間違いありません。しかし、自分の行動に対する最終決定権と責任は、自分にあります。上を目指したいのであれば、自分で学び、考え、試行錯誤を繰り返すしかありません。
この部活に入って以来、努力することの難しさをよく感じます。高校まで野球選手として過ごしてきた自分ですが、「マネージャーというポジションで、いったいこの部活の中で何ができるだろうか」ということを考える現在の方が、よほど大変です。他の大学で活躍している主務やマネージャーの方々を参考にしながら、様々なチャレンジをしてきたつもりではありますが、「本当にこれで良いのか」という不安も抱えてはいます。
ただ、辛いことばかりかというとそんなこともなく、動画編集といったPCの知識や、SNSの使い方などが僅かながら身につきはじめ、「成長したかも!」と感じられる瞬間がありました? 他人にやらされたことで身に付くことよりも、自分自身で考えて挑戦したことで得られるものの方が、価値があるなぁと感じられますね..
なんだか、チーム紹介というよりも、自分の感想の方がメインになってしまっている気はしますが、チームに関する情報は、このHPやTwitter, Instagram, Facebook といったSNSアカウントにも掲載されているので、気になる方はご覧ください? 勿論、このブログでもどんどん発信していきます~?
それでは、皆さん気になっているであろう杏林大学戦の詳細に入っていきます?
試合前日の天気予報は朝からの雨ということでしたが、当日はやや小雨が降る程度におさまりました。開始時間が30分前倒しになりましたが、なんとか試合を行うことができました。(自分としても一安心でした。
相手の杏林大学は、前回完封負けしてしまっているチームですが、最下位回避のためにも勝利したいところです。気になる今回の結果はどうだったのでしょうか..
1回表、1死から2番田中(環境応用化学・2年)がライト前ヒットで出塁し、続く3番中村(理学療法・3年)の打席で盗塁を決め、1死2塁とチャンスを作ります。そして、中村は5球目をセンターに弾き返し、都立大が1点を先制しました!
先制タイムリーを放った中村嵩広(理学療法・3年)
都立大の先発投手は小杉(都市基盤環境・2年)。前回の杏林戦では6回1失点の好投を見せており、今回も同様のピッチングが期待されました。
小杉はランナーを背負いながらも要所を粘る投球で、4回まで杏林打線に得点を与えません。ピンチを抑えるたびにベンチも沸き、良い流れを保っていました。
出迎えるベンチメンバーの様子
都立大は初回に先制点をとったものの、それ以降はなかなか得点の機会がありません。実はこの試合、相手投手の一塁牽制にとても苦しめられました。4回までに三度も牽制で刺されてしまい、ランナーを溜めることができないまま試合が進んでいきました。
しかし、5回に再びチャンスが訪れます。先頭の7番助川(数理科学・4年)が初球を右中間へ弾き返し、一気に三塁まで駆け抜け、無死三塁とします。
5回表に三塁打を放った助川航聖(数理科学・4年)
1死をとられ、迎えるは9番昼間(生命化学・3年)。その初球、昼間はスクイズを試みました。しかし、投球は低めに外れ、昼間のバットには当たらず。本塁へ走っていた助川は挟まれてアウトになり、この大きなチャンスを逃してしまいました。
結果、この回は3人で攻撃終了となり、嫌な流れで裏の守りにつきました。
5回裏、2死までは簡単にとりましたが、相手の2番打者に右中間へ二塁打を打たれ、その後パスボールで三塁まで進まれます。なんとか無失点でしのぎたいところ、5球目を捉えた相手の打球は、ショートへの強い当たりになりました。しかし、ボールはショート田中の前で大きく跳ね、捕球することができず、同点に追いつかれてしまいました。ただ、次の打者を空振り三振にきってとり、最少失点でこの回を終えました。
再びリードを奪いたい6回表の攻撃、先頭の小林(経済経営・2年)が内野安打で出塁に成功。続く2番田中は送りバントの構えを見せます。しかし、小フライになってしまいキャッチャーが捕球。走者を進めることができません。さらに、続く中村は5-4-3のダブルプレーを打たされ、この回も3人で攻撃を終えました。
試合が動いたのは7回裏、相手の先頭打者にセンター前へヒットを打たれ、続く打者に送りバントを決められ1死二塁のピンチを迎えました。ここで打席に入ったのは、5回に二塁打を打っている2番打者。試合のターニングポイントとなったこの勝負、2球目を捉えた打球は、ライトを守る北村(法・3年)の頭上を越える二塁打となり、勝ち越しを許してしまいました。
さらに、ワイルドピッチが続き、もう一人生還してスコアは3-1となりました。ここまで耐えしのいでいた小杉でしたが、この回に崩れ、7回3失点でマウンドを降りました。
8回に登板したのは小森(経済経営・2年)。リーグ戦ではこれが4度目のリリーフ登板です。四球で走者を背負いましたが、ピンチを広げることはなく、1回を無失点で切り抜け、反撃への望みを繋ぎます。
無失点に抑えた小森春太(経済経営・2年)
試合はいよいよ9回を迎えました。先頭で打席に立ったのは2番田中。初球を打ち、当たりはサードへのゴロ。しかし、サードが捕り損ね、出塁します。続く3番中村は、止めたバットにボールが当たり、サードの前へボテボテの打球。中村は懸命に一塁へ頭から滑り込み、セーフをもぎ取りました。無死一、二塁のチャンスで、打席には4番の髙野(電子情報・3年)。大きなチャンスにチームの期待が膨らみました。しかし、4球目を打った髙野の当たりは、力のないサードフライ。続く5番の北村、6番の吉川(放射線・2年)は連続三振に終わり、3-1で今回も敗れました。
試合終了後の整列
完敗と言わざるを得なかった前回の試合と比べ、こちらのエラーも少なく、チャンスも生まれ接戦をすることができたのが、一つの収穫といえるでしょう。しかし、小技の精度や選手層の厚さで劣っていることもあってか、最後は負けてしまうところが、チームの課題として引き続き残っています。今回の試合内容を自信にすると同時に、良い試合が出来たと満足することなく、今後の活動に取り組めるかどうかが鍵になってくるでしょう。
今回のブログは以上になります! 来週は5月20日(土)、5月21日(日)に予定されている東洋学園大学戦(@淑徳大学埼玉G)と、淑徳大学埼玉キャンパス戦(@杏林大学G)の内容について掲載する予定です。
そして、このブログ連載のタイトルですが、遂に決定しました!? ここで発表したいところなのですが、今回は記事が長くなりすぎてしまったので、タイトルは理由と共に、次回に回したいと思います!
それではまた来週~
執筆者
東京都立大学硬式野球部
マネージャー兼主務 窪島一真(人文社会学部人間社会学科・3年)