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2019

ブログリレー6

ブログリレーの6人目は主将の遠藤航平さんです。


頑固な人が嫌いです。自信過剰な人が嫌いです。損得勘定で動く人が嫌いです。

しかし、それは私です。


芯を持っている人が好きです。ポジティブな人が好きです。合理的な思考の人が好きです。

そして、それも私です。



長所と短所は表裏一体で、切っても切り離せない自分で、一生付き合っていかなければいけない、愛すべき存在です。



自分の思う自分と他者から見た自分は違うとか、

責任感を持って行動することが大切だとか、

他人は思い通りに動くものではない事とか、


そんな当たり前のことは最初から知っていて、みんな分かっているはずで。


でも、分かっていても間違えてしまって。




主観で書きます。




こんにちは。主将の遠藤です。



あなたは何を現時点の人生の目的としますか。


レギュラー獲得。難関校合格。リーグ戦優勝。イベントの成功。有名企業への就職。年収1000万。

様々な目標はあれど、それはその時に限り有効な目標である場合が多いです。



人は、幸せになるために生きているのではないでしょうか。

当たり前の話ですが幸せになりたくない人はいないでしょう。



ここで人生の目的は「幸せとは何か」という話に置き換わります。


僕にとっての幸せは「人との繋がりと家庭」です。


前提として人は孤独に耐えられません。これは科学的にも実験結果に基づいて証明されています。


僕には両親がいて、妹がいます。

母方の親戚とは特に仲が良く、祖父母には初孫だったこともあり小さい頃からよく面倒を見てもらい、叔父叔母はみな第二第三の親のような存在で、7人の従兄弟は実の兄弟のような存在です。


加えて高校まで実家で親の脛をかじりながらのうのうと暮らし、その後同期の虎岩とルームシェアを始めるなど独りになった経験の少ない私は、孤独に敏感です。



反面、人との繋がりを感じることで一層心が満たされます。そこに僕の幸せがあると考えました。




僕は当初大学院進学を予定していましたが社会を知ろうと就職活動に手を出しました。


当時は就職活動の捉え方が曲がっていて、言葉を借りれば俗に言う「就職偏差値の高い企業に内定をもらうゲーム」のように捉えていました。



リクルートスーツを着て、説明会に参加し、インターンに参加し、面接に向かう、量産型の就活生としての日々を過ごしました。


説明会の付録でよくある座談会も基本的に出席し、社員の方に質問したり他の就活生の質問を聞いたりしながら徐々に違和感を覚えました。


「面接の準備はどのようにしましたか」

「面接ではどのような質問をされますか」

「どのような人に内定を出したいですか」


そんな質問が多い。

就職することがゴールなのか?


ダサいと思った。



就活の捉え方が徐々に変わりました。


あくまで幸せがゴールであり、就職は手段に過ぎないと。


そうなればゴールの設定が最優先で、具体化することが重要になり、自分の幸せを定義しました。


行き着いた結論が「人との繋がりと家庭」でした。


僕は人と深く繋がることで幸せを感じると気づきました。



一方的であってはいけない。


行動の主役を自分ではなく、相手に置かなければいけない。


「自分がお金を稼ぎたい」「自分が設計したい」ではない。

「相手に貢献する」「相手の求めるものを作る」ことが大事だと思いました。

相手が主役だと。


そして、そうしたいと思いました。そんな人間でありたいと心から望みました。

そんな人生が幸せであると思ったから。



過去の自分を振り返りました。

自分がそんな人間であったのか。


否。



ステータスを気にかけ、過剰に自身を誇示し、失敗の原因を他人に擦りつける人間です。


部の先輩方や関係者には多大なる迷惑をかけていました。



昔、不幸せになりたいと思いました。

不幸せだと思われたいと思いました。

それは注目されたいから。同情されたいから。



過剰に威張ったり、他人を傷つけこともありました。


ただ、ちっぽけな優越感に浸りたいだけだった。




やっと気づいた。変わりたいと思った。



さらに自分について時間をかけて考えました。


何が好きで、何が嫌いで、何をされると喜んで、何が許せなくて。

そして、どうなりたくて。




他人との繋がりを大切にして他人のために生きる可能性を秘めた自分に出会うことができました。

自分がいろんな人に支えられて生きて来たことにも気づけました。


他人の為を本気で考えて行動し、相手を幸せにできるような人間にこれからなろうと。



そんな自分に出会わせてくれた野球部の存在も不可欠でした。


こんな自分のために環境を整えてくれたり、小さなことにも親身になってくれたり、意思を尊重してくれる人が先輩にも、同期にも後輩にもいたことは幸せでした。


自分を成長させてくれた野球部の存在には感謝の限りです。



冒頭にも書いたように当たり前のことを知っていながら気づいていなくて、体感してやっと成長する。

そんなくだらない歩み方をして来た僕に今なお繋がっていてくれる人にも感謝しています。

ここで終わりにはしたくない。



少し結果を残しただけで威張っていた自分。

練習量が少ない自分のせいで結果を出せず試合に出れないことを先輩のせいにしていた自分。

自分の能力不足を学内の課題のせいにして無駄に徹夜をし練習量を確保しなかった自分。


奴等は過去へ。



最後のリーグ戦くらいは。

勝つために。

チームのために。

全力を注ぎたい。



迷惑をかけた分、最後くらいは結果で恩返しをしたいと思います。







未来のことなんてどうせわからないから、今できることをやっておけばいい。


これまでの22年間で得たものや勉強したことなんて恐らく社会では役にも立たないものばかり。

そう思っていたけど、学びを活かしきれていないだけかもしれない。

あとで振り返れば意味のあったことは多いように思います。


だから、今できることはやっておく。


築き上げてきた土台は、今はまだ意味のない真っ白なキャンパスのようです。


みんな、今までありがとう。

これからもよろしく。繋がりは続いて欲しいと切に願います。

それが僕の幸せです。




僕はこれから、みんなが築いてくれたこの白いキャンパスに、自分の人生を描かれていきます。


たまには色をつけに来てください。


次回、今年最後となるブログリレーは絶大なる信頼を集める監督のひろあきくんです。

僕は期待とは裏腹に簡潔にまとめることはできませんでしたが、監督の彼なら140文字以内に収めてくれることでしょう。彼本人の如く太く短い文章に期待です。

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